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MMSSTVで画像通信をみてみよう
MMSSTVで画像通信をみてみましょう
※このページ内で430MHzFMでのSSTV画像送信をご紹介しておりますが、都合により停波中です。
現在運用している50.300MHzSSBに加え144MHzFMでの運用を検討中です。

Step1

MMSSTVを
PCにインストールする
MMSSTVをPCにインストールします。
MMSSTVソフトは、前ページにあるリンク先から入手することができます。
リンク先にある最新版をダウンロードしてください。
最新のベータ版は開発中のバージョンです。最新版よりも機能が拡張されていますが、テスト段階のバージョンですから、はじめは最新版をダウンロードすることをお薦めします。


ダウンロードしたプログラムをPCにインストールします。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックするとインストールが開始されます。
インストールするフォルダを指定することができますが、よくわからないときはそのままの環境でインストールを進めてかまいません。
インストールが終了すると、インストールされたフォルダが開きますのでMMSSTV.EXEのショートカットをデスクトップあたりに作っておきましょう。


MMSSTVを起動してみましょう。
ショートカットまたはMMSSTVをインストールしたフォルダにあるMMSSTV.EXEをダブルクリックするとMMSSTVが起動します。
右のような画面がでればOKです。
エラーがでるようであれば、正常にインストールされていない可能性があります。


Step2

PCと無線機をつなぐ
画像通信をおこなうには、PCと無線機をつなぐインターフェイスが必要です。インターフェイスというと難しいようですが、PCのオーディオ入出力と無線機のマイクやスピーカーの入出力をつなぐ配線と、無線機のPTTを操作するための配線をおこなうだけです。インターフェイスについては後記の交信の準備をご覧ください。
ここから下の部分では、とりあえずSSTV画像をみるための簡単な方法をご紹介します。

最も簡単な接続方法は、PCにつないだマイクロフォンを無線機のスピーカに近づけるものです。マイクロフォン内蔵のノートPCなどでは、PCを無線機に近づけるだけでも画像をみることができます。ただし、あくまで簡易的な方法であり周辺のノイズを拾いますので、画像にノイズが入りやすくなります。
周辺のノイズの影響が気になる場合は、PCのマイク入力と無線機のヘッドホン(スピーカー)出力を直接つないでやると綺麗な画像(受信ノイズは消せません)をみることができます。
Step3からは、PCにつないだマイクロフォンを無線機のスピーカに近づける方法で説明します。

ご注意ください!!
PCのマイク端子にはDC電圧がかかっていることが多いため、使用するマイクロフォンはPC専用のものを使ってください。また、PCのマイク端子と無線機のヘッドホン(スピーカー)出力を直接つなぐ場合は、コンデンサでDCをカットする必要があります。
PCのマイク端子と無線機のヘッドホン(スピーカー)出力を直接つなぐ場合のDCカットはインターフェイスを参考にしてください。




PCにつないだマイクロフォンを無線機のスピーカに近づける


PCのマイク入力と無線機のヘッドホン出力をつなぐ



430MHz帯FMで当局のサービスエリア内であれば、ハンディー機をPCのマイクロフォンに近づけるだけでSSTV画像をみることができます。

お試しあれ

Step3

画像信号を受信する
さあ、画像通信をみる準備ができました。早速、画像信号を受信してみましょう。
ところで、画像信号の送信されている周波数がわからないと始まりません。
SSTVの信号は、いろんなバンドで送信されています。その中でも7.033MHzでは、毎日SSTVの信号を聞くことができます。7MHz帯が拡張されたことに伴い7.133MHz周辺でも信号がでていることがあります。はじめは、この7MHzからはじめるのが簡単でしょう。

なお、50.351MHz(USB)付近、430.565MHz(USB)付近と432.70MHz(FM)付近で、不定期に当局が信号を発射しています。運用日時等はWhat's New & Informationに記載する場合があります。

さて、ここまでSSTVや画像信号と表現してきましたが、ここで紹介しているものはSSTVアナログの信号のことです。以前は、SSTVというと全てこの信号だったのですが、最近ではデジタルのSSTVが普及してきました。
MMSSTVでは、デジタルの信号を扱うことができませんので、アナログの信号を見つけなければ画像をみることができません。
先に示した7.033MHzなどでは、アナログとデジタルが同じ周波数で送信されていますので、復調できない信号があることを覚えておいてください。

さて、いかがでしょう。SSTV信号と思われる音が聞こえたでしょうか?
音を文字で表現するのは難しいですが、一定間隔でリズムを刻むような信号があればSSTVアナログ信号です。一方のSSTVデジタルでは連続した音や単発的な音が聞こえます。
信号を見つけたらStep4へ進みましょう。


Step4

画像信号をみてみよう
さて、いよいよ画像信号をみてみましょう。

まずはPCにマイクロフォンをつなぎましょう。次にMMSSTVを起動します。
MMSSTVが起動したら、右の画像の赤丸部分をみてください。
マイクロフォンに向かって声を出してみてください。赤丸内に波線が現れ(起動時から現れている場合もあります)声の大きさで変化すれば、マイクロフォンから信号が入っていることがわかります。
もし、波線が現れなかったりマイクロフォンの入力に反応しない場合は、次の設定をおこなってください。



ご注意 この操作はWindows Vistaでは動きません。Vistaを使用の方はコントロールパネルからオーディオのプロパティを開いて設定してください。

MMSSTVのオプションを選び入力ボリューム調整を選択してください。
録音コントロールダイアログが開きます。


録音コントロールダイアログの表示項目は、お使いのPCによって異なります。

マイクの項目の下にある選択にチェックを入れます。MMSSTVの画面を見ながら、先の赤丸部分に波線が現れるようにスライダーを調整します。

マイクロフォンをSSTV信号を受信している無線機のスピーカーに近づけてみてください。
赤丸の部分にSSTV信号特有の波形が現れるとともに、赤丸の左側にあるレベルメータが緑または赤色に振れます。このレベルメーターが緑色になるようにマイクの入力レベルを調整してください。

このとき、MMSSTV左側上部にある「受信」が選択されていると画面に受信した画像が表示されます。

さてうまく画像が表示されたでしょうか?
運良く画像が表示された方は「おめでとうございます」。
画像が現れなかった方は・・・ご安心を!それで正常です。

下記のような受信画面になった場合は、調整をすることで正常な画像の受信ができます。Step5にお進みください。

何も写らなかった・・・という方は、もう一度設定をご確認ください。また、デジタルの信号を受信した場合がありますので、何回か受信を繰り返してみてください。





画像はわかりますが
同期ズレと信号にノイズがあります



同期が大きくズレていて
画像がわかりません



Step5

同期ズレの調整をする
さて、上のような画像ではどんな画像が送られてきたのかがわかりません。左側の画像は、画面が傾いてノイズがあります。ノイズについては電波に乗ったノイズやマイクが拾ったノイズなのでどうしようもありませんが、画像の傾きは簡単に修正することができます。右側の画像は更に傾きが激しくなってしまったものです。これでは単なる模様でしかありませんね。なぜこんなことになるのかは、後記する交信の準備編で説明しましょう。



前置きが長くなりましたが、上のような画像を受信したらMMSSTV画面の左上部にある「同期」をクリックします。なにやらモノクロの画面に変わりました。この画面で中段付近にある黄色い顔のマークをクリックしてみてください。モノクロの画面の斜めの縞模様が縦になったと思います。



ここで「記憶」ボタンを押して設定を保存します。お使いのPCによってはMMSSTVの再起動を求められますので画面の指示に従ってください。

これで、大まかな設定は終わりです。もう一度SSTV信号を受信してみましょう。
うまく受信できましたか?受信画像にズレがある場合は、Step5を数回繰り返してみましょう。

それではSSTV画像をお楽しみください。



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